『隠匿善事』って知ってるか?
昔からな、これが近江商人の心得であり、やってきたことなんや。
dragonが、近江八幡の歴史、文化を築いてきた
近江商人のことを話してくれました。
例えばな、瀬田の唐橋があるやろ。
あれは近江商人が寄付して作ったものと言われているけれど、
実際はな、作る費用に合わせて、修理する費用を寄付していたという話や。
どや、なかなかできへんことやろ。
商家にはそういう家訓も伝わっているんやで。
『隠匿善事』 善い事は隠れて、人知れず行うこと。
世の中を見渡してみれば、悪い事は隠しても、
善い事を隠すという考えや実践はなかなか見あたらないものです。
それを美徳として生きた近江商人に、
私たちは学ぶべきものがあると思います。
この言葉の意味するところを、
私は、きちんと勉強した訳ではないですが、
「自分は善い事をした」
そのことを一度高らかに言ってしまうと、
「した」という事実に満足してしまって、
本当に相手や社会のためになったのか?
みんなが喜ぶ結果につながっているのか?
という継続的な検証や、新たな展開に
つながらなくなってしまうからではないか、と思います。
『隠匿善事』の教訓には、
本当に善い事、役に立つ事は何かを、
いつも問い続けていなさい、というメッセージが
込められているのではないでしょうか。
仕事のチームも、家族も、地域のコミュニティも、社会も皆同じ。
こうした心得を持った人が増えていけば、
どんなに気持ちのいい環境ができることでしょうね。